会津地方を巡る国道 – 歴史と自然が織りなすドライブルート
会津地方は、豊かな自然や歴史ある街並みが魅力的な観光地です。その会津を走る国道は、観光客や地元の人々にとって重要な交通網であり、美しい景色や観光スポットへアクセスするための快適なドライブルートが揃っています。今回は、会津地方を代表する国道をいくつか紹介しながら、その魅力をお伝えします。
国道49号線(磐越国道) – 会津と新潟を結ぶ大動脈
国道49号線は、福島県いわき市から新潟県新潟市までを東西に結ぶ幹線道路です。会津若松市を通るこの道路は、磐越自動車道と並行して走り、観光や物流の大動脈として知られています。
観光のポイント
この国道を走ると、会津若松から磐梯山や猪苗代湖へのアクセスが非常に便利です。四季折々の美しい自然を楽しみながらドライブでき、特に秋の紅葉シーズンには、磐梯山の紅葉が見事です。猪苗代湖沿いでのピクニックや水上スポーツも楽しめます。
冬のおすすめスポットは、猪苗代湖の長浜です。冬になると白鳥が飛来し、雪が舞う湖面を泳ぐ姿を見ることができます。国道49号線をドライブする際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

国道118号線 – 温泉と歴史に触れるルート
国道118号線は、水戸市から会津若松市までを結ぶ道路で、茨城、福島の2県をまたぎます。会津地方では主要な観光スポットへのアクセスに便利な路線です。
観光のポイント
国道118号線を会津若松市から南へ進むと、阿賀川沿いの山あいの景色が広がり、芦ノ牧温泉方面へ向かうことができます。
芦ノ牧温泉付近には、宿泊しなくても入浴できる「芦ノ牧ドライブ温泉」があります。ドライブインのおみやげセンターに併設された、少し個性的な日帰り温泉です。
私も実際に入浴したことがあります。万人受けする施設ではないかもしれませんが、昔ながらの独特な雰囲気があり、個人的には面白い体験でした。一般的な温泉旅館とは違った楽しさが印象に残っています。
国道121号線 – 喜多方ラーメンと日光の道
国道121号線は、栃木県日光市から山形県米沢市までを結ぶ国道で、南会津地方や喜多方市を経由して走ります。会津と日光を結ぶこのルートは、観光と食の魅力が詰まっています。
観光のポイント
喜多方市といえば、全国的にも知られる喜多方ラーメンが有名です。国道121号線を利用して喜多方を訪れた際には、ラーメンの食べ歩きも楽しみの一つです。
私が印象に残っているのは、喜多方市から米沢方面へ向かい、山形県に入ってから見かける家々の屋根です。雪が落ちやすそうな傾斜のある屋根を見ると、同じ雪国でも会津とは少し違うなと感じます。
そうした家並みを眺めながら走っていると、「山形県に来たんだな」と実感します。観光名所だけでなく、沿道の暮らしの風景にも地域ごとの違いを感じられるのが、この道の面白さだと思います。
国道252号線 – 只見川沿いの絶景ドライブ
国道252号線は、会津若松から新潟県柏崎市までを結び、奥会津の山間部を抜ける秘境ルートです。冬季は積雪のため閉鎖される区間もありますが、夏場は只見川沿いの渓谷美が楽しめます。
観光のポイント
国道252号線は、只見川沿いの景色とJR只見線の列車を楽しめる、奥会津ならではのドライブルートです。
私が特におすすめしたいのは、三島町にある「早戸温泉つるの湯」です。只見川のほとりにある温泉で、私が訪れたときには、お湯に浸かりながら、船頭さんが操るお客さんを乗せた舟が川をゆっくり進んでいく様子を眺めることができました。この舟は「霧幻峡の渡し」だったのだと思います。
もう一つ紹介したいのが、「第一只見川橋梁ビューポイント」です。只見川に架かる鉄橋を列車が渡る風景を眺められる場所ですが、注意したいのは列車の運行本数です。
只見線は昼間に通過する列車が限られているため、何も調べずに訪れると、列車のいない橋だけを眺めて帰ることになりかねません。列車が鉄橋を渡る瞬間を見たい方は、事前にJR只見線の時刻表を確認し、列車の通過時刻に合わせて旅程を組むことをおすすめします。
温泉から舟を眺めたり、列車の通過を待ちながら奥会津の風景を楽しんだり。国道252号線は、時間に余裕を持って巡りたい道です。
列車の通過時刻は、三島町公式サイトの「第一只見川橋梁の列車通過時刻」で確認できます。
国道401号線 – 秘境・奥会津への道
国道401号線は、福島県会津若松市から群馬県沼田市までを結ぶ国道です。会津美里町や昭和村、南会津町、檜枝岐村などを経由し、奥会津の豊かな自然を感じられる路線です。ただし、尾瀬付近には未開通区間があり、車で全線を通り抜けることはできません。
観光のポイント
国道401号線沿いには、会津美里町と昭和村を結ぶ博士トンネルや、奥会津の山々が広がります。さらに南会津方面へ進むと、檜枝岐村を経由して尾瀬の福島県側の登山口へ向かうこともできます。ただし、尾瀬周辺では一般車両の通行規制があるため、訪問前に交通情報を確認しましょう。
国道459号線 – 磐梯山と裏磐梯の絶景
国道459号線は、福島県浪江町と新潟県新潟市を結ぶ国道です。会津地方では喜多方市や裏磐梯を通り、磐梯山周辺の自然や美しい湖沼の景色を楽しめます。特に裏磐梯エリアは、四季折々の風景が魅力的な観光スポットです。
観光のポイント
国道459号線を喜多方市から裏磐梯方面へ走ると、途中には大塩温泉街や、地元の特産品として知られる会津山塩に関係する施設があります。
さらに進むと桧原湖があり、裏磐梯を代表する観光スポットの五色沼湖沼群にも立ち寄れます。五色沼は湖沼ごとに水の色や周囲の景色が異なり、散策しながら自然を楽しめる場所です。
私自身もこの道を何度も走っていますが、季節によって沿道の雰囲気が変わるのが魅力だと感じています。春の新緑、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節を変えて訪れる楽しさがある道です。
まとめ
会津地方の国道には、それぞれ違った魅力があります。
私が会津の道を走っていて、特に魅力を感じるのは磐梯山と猪苗代湖の風景です。雄大な磐梯山の姿や、広々とした猪苗代湖を眺めながら走る時間には、何度通っても飽きない良さがあります。
また、奥会津の山々や只見川沿いの景色、裏磐梯の湖沼など、少し道を変えるだけで違った会津の表情に出会えます。
観光で訪れる方にも、目的地だけでなく、そこへ向かう道中の景色を楽しんでいただけたらと思います。

